【17曲】ピッコロのソロがある吹奏楽曲まとめ/コンクールからポップスまで

このページではピッコロのソロがある吹奏楽曲を紹介します。

コンクールの自由曲としても演奏されるような内容の濃い楽曲から、文化祭やイベントに最適なポップスなどの明るい曲まで色々と紹介するので、ピッコロが目立つ曲をお探しの方はぜひ参考にしてください!

目次

コンクールや定期演奏会向き

吹奏楽コンクールの自由曲や定期演奏会のメインになれそうな曲から紹介します。

第六の幸福をもたらす宿

タイトル第六の幸福をもたらす宿(大編成版)
作曲者マルコム・アーノルド
編曲者瀬尾宗利
演奏時間13分
  • 第1楽章:ロンドン・プレリュード
  • 第2楽章:ロマンティックな間奏曲
  • 第3楽章:ハッピーエンディング

1958年に公開されたハリウッド映画の音楽です。

第3楽章に明るく楽しげなピッコロソロがあります。
ピッコロを先頭にフルートや他の楽器がだんだんと加わって華やかに終わります。
まさに「ハッピーエンディング」です。

吹奏楽のための木挽歌

タイトル吹奏楽のための木挽歌
作曲者小山清茂
演奏時間11分
  • テーマ
  • 盆踊り
  • 朝のうた
  • フィナーレ

曲の冒頭では、クラリネットとサンドペーパーの不気味な音に続いて、テナーサックスのソロが現れます。

ピッコロソロは第2曲「盆踊り」の最初。
盆踊りのタイトル通り日本のお祭り風な音楽です。

盆踊りではピッコロの他、オーボエ・テナーサックス・クラリネット・フルート・トロンボーンにソロがあります。

全体的にソロが多い曲です(特にテナーサックス)

交響詩「ぐるりよざ」

タイトル交響詩「ぐるりよざ」
作曲者伊藤康英
演奏時間20分
  • 祈り(Oratio)
  • 唄(Cantus)
  • 祭り(Dies Festus)

鎖国時代に存在した長崎の隠れキリシタンを題材にした作品。
「ぐるりよざ」はキリストの聖歌“Gloriosa”が日本風に訛った言葉です。

チャイムと合唱(グレゴリオ聖歌)から始まる荘厳な出だしです。

グレゴリオ聖歌は男性だけで歌うものなので、1オクターブ上げたり混声で歌ったりするのはふさわしくない、と作曲者が述べています。

第2楽章「唄」は1曲まるごと龍笛ソロです。
担当はピッコロパートに割り振られており、龍笛が用意できない場合はピッコロで代用可能。

ミュージカル「レ・ミゼラブル」より

タイトルミュージカル「レ・ミゼラブル」より
作曲者C.M.シェーンベルク
編曲者森田一浩
演奏時間9分
  • Castle on a Cloud 幼いコゼット~
  • Prologue プロローグ~
  • At the End of the Day 一日の終わりに~
  • I Dreamed a Dream 夢やぶれて~
  • The Final Battle 最後の戦い~
  • On My Own オン・マイ・オウン~
  • Do You Hear the People Sing? 民衆の歌

上記の曲が入ったメドレーです。
2013年全日本吹奏楽コンクールで埼玉県立伊奈学園総合高等学校が初演して、全国大会金賞を受賞したことで有名になりました。

曲の冒頭はリコーダー2本のSoliで、担当はフルートに割り振られています。

ピッコロソロは「民衆の歌」の冒頭にあります。
ソロの前に舞台袖に移動して、遠くで聞こえてくるようにステージの外で演奏する団体が多いです。

吹奏楽版のレミゼは色々な編曲がありますが、この記事で紹介しているのは森田一浩版のレミゼです。

三つのジャポニスム

タイトル三つのジャポニスム
作曲者真島俊夫
出版社アトリエ・エム株式会社
演奏時間17分
  • 第1楽章:鶴が舞う
  • 第2楽章:雪の川
  • 第3楽章:祭り

日本の風景を題材にした吹奏楽のためのオリジナル作品。
2001年に作曲されて以来ずっと親しまれている名曲です。

ピッコロソロは第1楽章の出だしに出てきます。
それ以降ソロはありませんが、何かと目立つメロディーがたくさんあるので大活躍できます。

ダフニスとクロエ第2組曲

タイトルダフニスとクロエ第2組曲
作曲者M.ラヴェル
演奏時間18分

「ボレロ」「亡き王女のためのパヴァーヌ」で有名なラヴェルが作曲したバレエ音楽。
原曲ではオーケストラで演奏されます。

  1. 夜明け
  2. パントマイム
  3. 全員の踊り

ダフニスとクロエ第2組曲の全曲版には、この3つが入っています。

ピッコロソロは「夜明け」にあります。

歌劇サムソンとデリラより「バッカナール」

タイトル歌劇サムソンとデリラより「バッカナール」
作曲者C.サン=サーンス
演奏時間7分20秒

サン=サーンスによるエキゾチックなオペラ「サムソンとデリラ」の中の1曲。
原曲ではオーケストラで演奏します。

「バッカナール」は酒の神バッカスの宴を意味します。

この曲にはソロではないもののピッコロに目立つメロディーがたくさんあるので紹介しておきます。

冒頭のオーボエソロに続いてピッコロが主役になります(フルートとオクターブユニゾンです)
また、曲の中盤でもフルート・アルトサックスとオクターブユニゾンで主役になる場面があります。

悪魔の踊り

タイトル悪魔の踊り
作曲者ヘルメスベルガー2世
編曲者亀井光太郎
演奏時間5分30秒

オーケストラの曲を吹奏楽用に編曲したものです。
2002年にウィーン・フィルのニューイヤーコンサートで小澤征爾さんが指揮したことで知名度が上がりました。(Youtubeはこちら)

この曲もピッコロソロではないのですが、ピッコロが大活躍するので紹介します。

まず、出だしがピッコロ&フルートのSoliです。
オクターブユニゾンなのでピッコロが主役と言ってもよいでしょう。

その後も曲の前半を中心にピッコロが注目されるメロディーが出てきます。

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