《吹奏楽Flソロ》たなばた/The Seventh Night of July

このページではフルートソロのある吹奏楽曲について解説します。
コンクールや演奏会の選曲にお役立てください。

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楽曲の詳細

タイトルThe Seventh Night of July/たなばた
作曲者酒井格
出版社デ・ハスケ(de Haske)
グレード5(中上級)
演奏時間8分30秒

吹奏楽では定番レパートリーのこの曲は、酒井格さんが高校3年生の時に作曲した曲です。

酒井さんは吹奏楽部でフルートを演奏されていたそうですよ。

De Haske Publications

1987年から88年にかけて書いた、私にとって初めての本格的な吹奏楽のための作品。
当時、高校の吹奏楽部に所属していた私が親しんだ数多くの作品に影響を受けています。

七夕は、天の川によって離ればなれにされてしまった若い男女、彦星と織姫が、年に一度7月7日の夜だけ逢う事を許されると言う伝説ですが、この作品の中間部ではその二人が再会する場面(Alto Saxophoneが織姫、Euphoniumが彦星)を描いています。

私が生まれ育った枚方市は、七夕伝説との関わりが深く、星ヶ丘や星田、天の川、逢合橋(あいあいばし)や、かささぎ橋など、この伝説にちなんだ数多くの地名やスポットがあることも、この伝説を題材に作品を書いた事に大きく影響しているでしょう。

酒井格 プログラムノートより

フルートソロ

フルートソロがある曲として有名ですが、フルートのソロは2小節と短めです。
短いですが曲の中では大切なポイントになる部分なので丁寧に演奏したいですね。

フルートの他、アルトサックスやトランペットにソロがあります。

楽譜

オランダの出版社「デ・ハスケ」から出版されています。

参考演奏

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