このページではフルートソロのある吹奏楽曲について解説します。
コンクールや演奏会の選曲にお役立てください。
目次
楽曲の詳細
タイトル | 楽劇「サロメ」より 7つのヴェールの踊り |
作曲者 | R.シュトラウス |
編曲者 | 森田一浩 |
出版社 | ブレーン |
グレード | 5(上級) |
演奏時間 | 9分30秒 |
R.シュトラウスによるオペラ作品「サロメ」の中の一曲。
元々は歌とオーケストラで演奏される作品ですが、吹奏楽編曲版もコンクールなどでよく演奏されています。
サロメのあらすじ
初演:1905年12月9日 ドレスデン宮廷歌劇場
主な登場人物
- サロメ(ヘロディアスの娘 16歳の王女)
- ヘロデ(ユダヤの王。サロメの義父)
- ヘロディアス(ヘロデの妃)
- ヨカナーン(預言者。地下牢に閉じ込められている)
宮殿の地下牢に捕らえられている預言者ヨカナーンに、サロメは邪な恋心を抱いた。
サロメは色仕掛けで迫り、口づけしようとしたが、ヨカナーンは拒絶した。
サロメは、ヘロデ王から踊りを見せるように言われたが断った。
しかし「踊りを見せれば褒美をやろう」と言われたサロメは望み通り“7つのヴェールの踊り”を披露する。
満足したヘロデ王は、褒美に何が欲しいのかサロメに尋ねた。
するとサロメは褒美としてヨカナーンの首を要求する。
しばらくして、銀の皿に載せられたヨカナーンの首が運ばれてくると、サロメはその首に口づけした。
その様子を見ていたヘロデ王は恐ろしくなり、サロメの処刑を命じる。
フルートソロについて
曲の前半に長いフルートソロがあります(そして結構むずかしい)
オーボエソロからフルートソロへと続きます。
纏った7枚のヴェールを1枚ずつ脱ぎながら踊るシーンなので、妖艶さをアピールできると良いでしょう。
楽譜
サロメは色々な吹奏楽編曲が出版されていますが、森田一浩さんの編曲が原曲に忠実なのでおすすめです。
森田版はブレーンからレンタル譜を入手できます。