フルートソロ曲(ピアノ伴奏あり)を紹介します。
発表会やコンサートなどの選曲にお役立てください。
目次
楽曲解説
原題 | Chanson et Badinerie |
邦題 | シャンソンとバディネリ |
作曲者 | ピエール・カミュ(Pierre Camus) |
編成 | フルートとピアノ |
演奏時間 | 5分30秒 |
ピエール・カミュ(1885-1948)はフランスの作曲家。
『シャンソンとバディネリ』の楽譜には“コンセルヴァトワールのA.エネバン教授に捧ぐ”と書いてあります。A.エネバン(1862-1914)はタファネルの後を継いでパリ音楽院フルート科の教授を務めた人物です。
さて、この曲はエネスコ『カンタービレとプレスト』やフォーレ『ファンタジーOp.79』のように前半は緩やかに、後半は活発な曲調になっています。
- シャンソン
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シャンソンとは、フランス語で「歌」という意味。緩やかな6/8拍子に乗せた哀愁漂う中低音のメロディーが印象的です。
- バディネリ
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バディネリには「冗談」「遊び」という意味がありますが、音楽においては舞曲調の小品をさす言葉でもあります。
前半のAndanteからAllegro assaiへと移り変わり、très léger(軽やかに)とも書かれています。シャンソンとは対照的に明るく軽快な音楽です。
1曲の中に緩急があり、見せ所がたくさんある曲です。発表会のほかソロコンクールにもおすすめです。
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人気のフルート奏者・上野星矢さんのアルバムに『シャンソンとバディネリ』が収録されています。フランス人作曲家によるフルートの名曲がつまった豪華なCDです。
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収録曲一覧
- フォーレ/ファンタジー Op.79
- カミュ/シャンソンとバディネリ
- カプレ/夢と小さなワルツ
- イベール/戯れ
- ユー/ファンタジー
- タファネル/アンダンテ・パストラーレとスケルツェッティーノ
- ゴーベール/ノクターンとアレグロ・スケルツァンド
- ゴーベール/ファンタジー
- エネスコ/カンタービレとプレスト
- シャミナード/コンチェルティーノOp.107