「グランド・トリオ」とも呼ばれる三重奏曲です。
原曲はオーボエ2本とイングリッシュホルンのための三重奏曲ですが、フルート三重奏でも演奏されます。
難しいテクニックは必要なく吹きやすいです。
単純明快な曲なので、クラシックに馴染みの薄い方でも親しみやすいでしょう。
4楽章とも明るい曲調なのでコンサートにもおすすめですし、アンサンブルコンテストでも演奏されています。
楽曲の詳細
原題 | Trio Op.87 |
邦題 | 三重奏曲Op.87 |
作曲者 | L.V.ベートヴェン/Ludwig van Beethoven |
作曲年 | 1794年 |
編成 | 3Fl(原曲はOb.2+EH) |
難易度 | |
演奏時間 | 約22分30秒 第1楽章/10分30秒 第2楽章/4分45秒 第3楽章/3分 第4楽章/4分40秒 |
- 第1楽章/Allegro(4/4拍子)
- 第2楽章/Adagio(3/4拍子)
- 第3楽章/Menuetto(3/4拍子)
- 第4楽章/Presto(2/4拍子)
調性について
オーボエとイングリッシュホルンのために書かれた原曲ではハ長調(C-dur)です。
フルート用に編曲された楽譜だとニ長調(D-dur)やト長調(G-dur)、ヘ長調(F-dur)があります。
さらに、普通のフルート3本で演奏する楽譜や3rdをアルトフルートで演奏する楽譜など、色々な編曲があるので楽譜を購入する際にはよく確認しましょう。
参考演奏
原曲のオーボエ&イングリッシュホルンの演奏です。
ハ長調(C-dur)で演奏しています。
フルート用の楽譜
色々な編曲があるので調性ごとに楽譜の紹介をします。
ニ長調(D-dur)
#×2のニ長調版は「IMC」や「ツィマーマン」より出版されています(お値段やや高めです)
購入はムラマツフルートのオンラインショップがおすすめです。
ト長調(G-dur)
#×1のト長調版は「サザン・ミュージック」より出版されています。
高めの音域で書かれているので華やかに聞こえますが・・・
ト長調だとクロスフィンガリングが多いので、特に1stパートの高音域で指が忙しくなります。
クロスフィンガリングとは?
高音のミ♮/ファ♮のように、押さえる指と離す指が交互にあって、指がバタバタする動きのことです。

ヘ長調(F-dur)
♭×1のヘ長調版は「日本フルートクラブ」から出版されています。
ト長調(#×1)よりも指が動かしやすく、国内出版なので手に入りやすいです。
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