中級レベルのフルートソロ曲を紹介します。
発表会やコンサートなどの選曲にお役立てください。
楽曲解説
原題 | Winter Jasmine for Flute and Piano |
邦題 | ウィンター・ジャスミン/冬のジャスミン |
作曲者 | ゲイリー・ショッカー |
編成 | フルートとピアノ |
作曲年 | 2012年 |
作曲者について
ゲイリー・ショッカー(1959年-)はアメリカのフルート奏者・ピアニスト・作曲家。
フルートのために200曲以上の作品を書いています。
ショッカーは今もなお活躍中の作曲家です。現代音楽と聞くと「え?なんだか難しそう」と避けてしまいがちですが、ショッカーの音楽は変拍子や特殊奏法を用いた奇抜なものではなく、聞きやすいキャッチーな曲が多いので人気があります。
日本だと『後悔と決心』が最も演奏機会が多いのではないでしょうか?中学・高校生のソロコンテストでもよく見かけます。
この曲について
ウィンター・ジャスミンは2012年に作曲され、韓国のフルーティストであるジャスミン・チェイ(Jasmine Choi)に献呈されました。
ジャスミン・チェイがストロビンガー製の14Kフルートを新調したことへのお祝いとして献呈されたようです。(ジャスミン・チェイのYoutubeにコメントがあります)
また、作曲者のゲイリー・ショッカーは楽曲について以下のようにコメントしています。
“冬の闇の中でしか咲かない、強い香りを放つ花のように、この音楽は悲しみの中に甘美な香りを漂わせます”
“Like the intensely – perfumed flowering plant which blooms only during the dark of winter,there is sweetness here in the sadness which this music evokes.”–Gary Schocker
ストロビンガーHPより引用
この曲は、冬の静寂と孤独を表現した、美しいながらも哀愁漂う作品です。
技術的には中級程度の難易度です。楽譜に描かれた情景をいかに表現するかが見せどころになるでしょう。
楽譜
セオドア・プレッサー社から楽譜が出版されています。
輸入楽譜は仕入れのタイミングによって価格が変動するので、販売店によって値段が異なる場合があります。
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