初級のフルート用エチュードを紹介します。
ミニヨンエチュードOp.131は、調号(♭#)は0~3個で読みやすく、音域も狭いので初心者でも無理なく取り組めます。
エチュードとは?
練習曲のことを別名「エチュード」と言います。
フランス語のétudeは「勉強、練習」の意味。英語のstudyです。
Opとは?
Opは「オーパス」と読みます。ラテン語のopusを略したもので、「作品番号」という意味です。
ガリボルディ/ミニヨンエチュード Op.131
日本語タイトル | ミニヨンエチュードOp.131 |
原語タイトル | Etudes mignonnes op. 131 |
著者 | G.ガリボルディ |
難易度 | 初級 |
初心者用エチュードの定番
イタリア出身のフルーティスト兼作曲家、ジュゼッペ・ガリボルディの練習曲。
ガリボルディのミニヨンエチュード0p.131はフルート吹きが最もよく演奏する練習曲です。
(ピアノで言うところのブルグミュラー25の練習曲のような位置づけ)
全20曲、どれも1分半~2分で吹ける短い曲です。
調号(♭#)は0~3個で読みやすく、音域も狭いので初心者でも無理なく取り組めます。
高音のラシド、最低音のドなどフルートが出しにくい音は出てきません。
指使いと音域は易しいですが、スラー・スタッカート・強弱などの指示がたくさん書いてあるので初心者にとって学びの多い練習曲でしょう。
難易度は低めですが、明るい曲から暗い曲まで様々な曲調が用意されているので飽きずに20曲吹けます。
アルテフルート教則本1巻に収載されています
黄色い表紙が目印の日本フルートクラブ版「アルテフルート教則本 第1巻」の最後に、付録としてミニヨンエチュード20曲全てが収載されています。
このアルテ教則本1巻は昔からあるスタンダードな教則本です。
楽器の構え方・運指表・スケールなどの練習課題・ガリボルディのエチュード・音楽用語辞典が収載されているお得な1冊。
ミニヨンエチュードだけの楽譜
ミニヨンエチュードだけを単体でも入手できます。
おすすめは手に入れやすく印刷が綺麗なBillaudot版(ビヨドー版)です。
ビヨドー社はフランスの出版社です。輸入した時期によって価格が変わることがあります。
通販でも入手しやすいビヨドー版
他にもエチュードは色々
フルートの有名な練習曲集15冊を難易度別にまとめたページはこちらです。
初級~上級まで紹介しているので参考になさってください。