フルート独奏のための作品を紹介します。
発表会やコンサートのための曲選びにお役立てください。
目次
楽曲解説
日本語タイトル | フルート独奏のための8つの小品 |
原語タイトル | Acht Stücke für Flöte allein(8 Pieces for Solo Flute) |
作曲者 | パウル・ヒンデミット |
作曲年 | 1927年 |
演奏時間 | 6-7分 |
パウル・ヒンデミット(1895-1963)はドイツ出身の作曲家。
指揮者やヴィオラ奏者としても活躍する他、ピアノ・バイオリン・クラリネットも演奏する多才な人物でした。
ヒンデミットは管弦楽曲からオペラ、合唱曲、室内楽曲、ピアノや管弦楽器のための独奏曲など多岐に渡って膨大な楽曲を残しました。
余談ですが、室内楽作品の中に『朝7時に湯治場で二流のオーケストラによって初見で演奏された「さまよえるオランダ人」序曲』という興味深い作品もあります。
さて『8つの小品』はフルート独奏のための作品です。
1分程度の短い曲の集まりなので、全曲続けて演奏されます。
テクニック的には中級程度ですが、臨時記号が多いです。
近現代特有の複雑さが漂う曲なのでバロックやロマン派の音楽が好きな人にとっては少し取り組みにくいかもしれません。
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『8つの小品』の他、『フルートとピアノのためのソナタ』『2本のフルートのためのカノン風ソナチネ』も収載されています。
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参考演奏
神田勇哉さん(東京フィルハーモニー管弦楽団首席奏者)の演奏がYoutubeで聴けます。
上記の動画では8曲続けて演奏しています。