テレマン「12のファンタジー」は、無伴奏フルート3大名曲の一つです。
無伴奏フルート3大名曲
- J.S.バッハ/パルティータ BWV1013
- C.P.E.バッハ/ソナタ イ短調 Wq132
- G.Ph.テレマン/12のファンタジー
品の良いバロック音楽を雰囲気の異なる12曲で楽しめる作品。
難易度的には中級から中上級レベルです。
目次
楽曲解説
日本語タイトル | 無伴奏フルートのための12のファンタジー(TWV40:2-13) |
原語タイトル | 12 FANTAISIES TWV40:2-13 |
作曲者 | ゲオルグ・フィリップ・テレマン |
作曲年 | 1727年頃 |
G.Ph.テレマン( 1681年3月14日- 1767年6月25日)は、後期バロック時代に活躍したドイツ出身の作曲家。
同時代に活躍したヘンデルやJ.S.バッハとも親しい関係でした。
テレマンは、J.S.バッハの息子であるC.Ph.E.バッハの名付け親でもあります。
テレマンは楽器演奏を得意としており、特にリコーダーの名人であったと言われています。
- イ長調(TWV40:2)
- イ短調(TWV40:3)
- ロ短調(TWV40:4)
- 変ロ長調(TWV40:5)
- ハ長調(TWV40:6)
- ニ短調(TWV40:7)
- ニ長調(TWV40:8)
- ホ短調(TWV40:9)
- ホ長調(TWV40:10)
- 嬰ヘ短調(TWV40:11)
- ト長調(TWV40:12)
- ト短調(TWV40:13)
3-5分程度の様々な形式の12曲からなる作品。
コンサートでは全曲が演奏されることもありますが、数曲を抜粋で演奏することもあります。
参考演奏
神田勇哉さん(東京フィルハーモニー管弦楽団首席奏者)の演奏がYoutubeで聴けます。
上記の動画は第1番のみです。第2番以降は神田さんのチャンネルをご覧ください。
楽譜の情報
テレマン「12のファンタジー」は大変有名な楽曲なので、様々な楽譜が出版されています。
その中でもおすすめの楽譜を2つご紹介します。
音楽之友社
作曲当時の楽譜になるべく近付けた内容の「原典版」です。
フルーティストでもあり、音楽の研究社としても活躍している有田正広さんによる解説が付いているので演奏の手助けになります。
入手しやすい国内版
ベーレンライター版
ドイツの出版社・ベーレンライター版も「原典版」です。
(余談ですがベーレンライターは作曲家ごとに表紙の色が決まっていて、テレマンのテーマカラーはグリーンです)
ベーレンライター版はこちら