フルート独奏のための作品を紹介します。
発表会等の選曲にお役立てください。
目次
楽曲解説
日本語タイトル | ブリップ ブリップ ブリップ |
原語タイトル | Blip Blip Blip |
作曲者 | ゲイリー・ショッカー |
作曲年 | 2001年 |
演奏時間 | 7分45秒 |
作曲者について
ゲイリー・ショッカー(1959年-)はアメリカのフルート奏者・ピアニスト・作曲家。
フルートのために200曲以上の作品を書いています。
ショッカーは今もなお活躍中の作曲家です。現代音楽と聞くと「え?なんだか難しそう」と避けてしまいがちですが、ショッカーの音楽は変拍子や特殊奏法を用いた奇抜なものではなく、聞きやすいキャッチーな曲が多いので人気があります。
日本だと『後悔と決心』が最も演奏機会が多いのではないでしょうか?中学・高校生のソロコンテストでもよく見かけます。
この曲について
Blip Blip Blipは「急緩急」の3楽章構成です。
- Allegro
- Pensieroso
- Tarantella
第2楽章のペンシエローソは「物思いに耽って」という意味。
その言葉の通り、悲しげなメロディーが印象的な楽章です。
第1・2楽章は奇抜なことは何もなく綺麗な曲ですが、第3楽章は6/8拍子のリズミカルな音楽に紛れて忘れた頃に「ピッ!」と高音が現れます。
この「ピッ!」がBlipです。
Blipとは、一時的な変動・小さな点・放送禁止用語を消す時のピー音という意味もあります。
それらに限らず、Blipは「ピッという電子音」という意味合いを持ちます。
Blip Blip Blipは今のところあまり演奏機会の多くない楽曲ですが、覚えやすいメロディーなので発表会やコンサートのレパートリーとしておすすめです。難易度は中級程度です。
おすすめ楽譜
セオドア・プレッサー社(アメリカ)から楽譜が出版されています。
輸入楽譜は仕入れのタイミングによって価格が変動するので、販売店によって値段が異なる場合があります。
こちらから購入できます
参考演奏
ゲイリー・ショッカー本人の演奏がYoutubeで聴けます。
第2・3楽章はショッカーのチャンネルから視聴できます。