「クラシックのフルート三重奏曲といえばこの曲」と言っても過言ではないほど有名なレパートリー。
コンサートからアンサンブルコンテストまで、色々な場面で演奏されています。
3曲のうち最もよく演奏されるのは第2番ト短調ですが、3曲とも違った雰囲気を持っていてどれも素敵な作品です。難易度的には3曲とも同じくらいです。
楽曲の詳細
原題 | 3 Trios Op.13 |
邦題 | 3つの三重奏曲 Op.13 |
作曲者 | フリードリヒ・クーラウ/Friedrich Kuhlau |
作曲年 | 1813-1814年 |
編成 | 3Fl |
難易度 |
作曲者について
フリードリヒ・クーラウ(1786年9月11日-1832年3月12日)はドイツ出身の作曲家でありピアニスト。デンマークに移住し、宮廷音楽家として活動していました。
同じ時代に活躍していたベートーヴェン(1770-1827)と作風が似ていることから「フルートのベートーヴェン」と呼ばれることもあります。
クーラウはピアノ作品とフルート作品を多く残しています。
第1番ニ長調
- 第1楽章 Adagio/Allegro(11分20秒)
- 第2楽章 Andante quasi adagio(2分)
- 第3楽章 Rondo allegro(5分)
爽やかで躍動感のある第1番。急緩急の3楽章構成です。
第2番ト短調
- 第1楽章 Allegro non tanto(5分45秒)
- 第2楽章 Allegro con moto(4分15秒)
3つの三重奏曲のうち一番人気の第2番。
2楽章で完結するので演奏時間が短めなのも人気の理由かもしれません。
陰のあるト短調のメロディーから始まりますが、第2楽章の後半からはト長調に移り変わり、そのまま明るく終曲するのでハッピーエンド感があります。
第3番ヘ長調
- 第1楽章 Allegro(6分)
- 第2楽章 Adagio con dolcezza(2分)
- 第3楽章 Menuetto/Allegro assai(3分30秒)
他の2曲に比べると演奏機会が少なめの第3番。
同じ長調でも第1番より少し落ち着いた雰囲気で品のある曲です。
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