管楽器を中古で売る方法は3種類/買取・下取・委託のちがい

たとえ入門用であっても、楽器はなかなか高価なものです。
「使わないのに持ち続けるのはもったいない」そうお考えの方は多いのではないでしょうか?

  • 新しい楽器を買ったので古い方を手放したい
  • 進学を機に演奏しなくなったので売りたい
  • 何本も持っているから少し整理したい

時間が経てば経つほど、中古管楽器の買取価格は下がっていきます。

中古楽器の売却方法は「下取・買取・委託」の3種類。
自分に合った方法を見つけて、いくらで売れるのか無料査定に出して調べてみましょう!

\ この記事を書いた人 /

名前:Satsuki

経歴:リペアマンとして楽器店に10年勤務。今はフリーランスで管楽器修理をしています。

目次

管楽器を売る方法は3つ

使っていた楽器を売却する方法は、主に3つです。

  • 下取り
  • 買取り
  • 委託販売

お持ちの楽器の特性や売却方法しだいで、売却価格や現金化までにかかる時間が変わってきます。

それぞれのメリットとデメリットを説明するので、自分に合った方法で買い取ってもらいましょう。

下取りとは?

楽器店で新しい楽器を購入するのと同時に、古い楽器を売却する方法です。

新品の購入代金から、売る楽器の代金を差し引いて、差額を支払います。

楽器店にとっては「新しい楽器を購入してもらえる」というメリットがあるので、楽器を一方的に売るだけの「買取」よりも、下取りの方が査定金額をオマケしてもらいやすいです。

「古い楽器を手放して、より良い楽器を買いたい」

そう考えるのであれば、下取りがおすすめです。

買取りとは?

シンプルに「売る」だけ。
手持ちの楽器を売って、すぐに現金化する方法です。

  • すぐに現金化したい
  • とにかく早く手放したい

そういった要望があるなら、買取してもらうのがおすすめです。

買取してもらいやすい管楽器の特徴

買取りしてもらえるかどうかはメーカーやモデル、楽器の状態によります。

査定に出してみないとわかりませんが、場合によっては買取を断られたり、委託販売を勧められたりします。

買取されやすい買取されにくい
すぐに買い手が見つかりそうな人気モデル
有名メーカーの量産モデル
付属品が揃っている
状態が良い
需要の少ないモデル
付属品が欠損している
古すぎる・傷みが目立つ
買取店が中古品に力を入れていない
作りが粗雑な安い海外製品

中古品を売買している事業者にとって「次の買い手が見つかるか」は重要なポイント。
そのためマイナーなメーカーや、特殊すぎる仕様の楽器は売れにくいです。

また、中古品の売買を積極的にしていない店舗だったり、売りたい楽器が高額商品だったりすると、その場で売却金額を用意するのが難しいので買取ではなく委託販売を勧められることがあります。

数千円~1万円代で買えるような無名の海外製品は、作りが粗雑なので買取不可とされるケースが多いです。フリマアプリやオークションで売るのが良さそうです。

高価な楽器は価値のわかる事業者へ

せっかく希少で価値のある楽器を持っているのに、正しく評価されずに安く買いたたかれるのは避けたいですよね。

管楽器を専門で取り扱っている買取業者であれば高価な楽器や珍しいモデルも買取してもらえます。
(むしろ高額で売れることも・・・!)

都市部であれば国内外の楽器を広く取りあつかう管楽器専門店があるので、そこに持ち込んで査定してもらうと良いでしょう。
もし近くに管楽器の専門店がないのなら、管楽器の買取に特化したがおすすめです。

全国的に出張で無料査定をしているので、いくらで売れるのか相談してみましょう。
なお、出張手数料や査定後のキャンセル料は一切かかりません。

⇒楽器の買取屋さん公式HPを見てみる

委託販売とは?

委託販売とは、売りたい楽器をお店に預けて店頭で販売してもらい、買い手が決まりしだい売却金額を受け取る方法です。

  • 「買取」は楽器店に買ってもらうこと
  • 「委託」は代理で販売してもらうこと

需要の少ない珍しいモデルだったり、すぐに現金化できないような高額商品の場合には委託販売として店頭に並べます。

委託販売のメリット

委託の場合は、販売価格をある程度自由に設定できます。
とはいえ中古楽器は相場が決まっているので、相場に合わせた価格設定をするのが一般的です。

店頭に並んでいれば試奏も可能ですし、他の中古楽器や新品とも比較検討できるのでフリマアプリやオークションで売るよりも買われるチャンスが多いのがメリットです。

委託販売のデメリット

買い手が決まらないと代金が支払われないので、現金化までに時間がかかるのがデメリットです。

また、楽器店に代理で販売してもらうことになるので、販売手数料がかかります。
販売手数料や委託販売中の管理方法については、依頼する際に楽器店ときちんと打ち合わせをしましょう。

売るなら絶対に「相見積もり」

複数の買取業者に見積もりを依頼することを相見積もり(あいみつもり)と言います。

高く売りたいなら絶対に相見積もりを取りましょう!

「こっちのお店の方が高値だった!」と後悔しないように、必ず複数の買取業者に査定を依頼しましょう。相見積もりは中古売却の基本です。

おすすめの買取業者

管楽器に力を入れている買取業者を紹介します。
どの事業者も査定無料・査定後のキャンセル料なし・出張買取OKです。

各社ホームページにある問い合わせフォームからカンタンに査定が依頼できるので、まずは自分の楽器がいくらになるのか調べてみましょう。

もちろん「査定だけして売らない」という選択肢もありです!

どこの楽器屋でも買い取ってくれるわけではない

「楽器を買ったお店に売却したい」「いつもの楽器屋さんに売りたい」そうしたい気持ちはすごくよくわかります。

しかし、中古楽器の売買をするには古物商の許可が必要です。

古物商の許可を持たないお店では、中古品の売買ができません。
もし近くの楽器店に売りたいのであれば中古品の売買が可能かどうか確認しましょう。

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